【闢謠超人】 日本事實查核專家楊井人文
【闢謠超人】 日本事實查核專家楊井人文
本篇闢謠超人主角 日本事實查核專家楊井人文
專家姓名:楊井人文 Yanai Hitofumi
職稱:FIJ前事務局長、律師
專業領域:律師、事實查核、媒體素養
楊井人文先生早在2018年,擔任日本事實查核推廣協會(FactCheck Initiative Japan,簡稱FIJ)事務局長的時候,就協助當時剛剛成立的查核中心,針對「中國派巴士去接關西機場風災的滯留台灣旅客」假新聞事件,進行查證。
這個假新聞事件導致台灣一位外交官之死,針對關西機場風災的查證報告,讓查核中心初試啼聲,首次出現在社會大眾的視野,而楊井先生協助採訪關西機場,釐清這件爭議事件的核心事實:中國外交部壓根就不曾派車去接人。
楊井先生從當時開始,就成為台灣事實查核中心最堅實的日本查核夥伴,每每接到查核中心的請求,他都戮力以赴,進行資料收集、採訪和驗證。
求證仔細的他,從來不是丟一筆新聞資料給我們,也不會用「想當然爾」的方式回覆,他總是以扎實的採訪查證,和耐操耐煩地比對資料,提供給我們最詳實的證據。
2023年福島核處理水排放後,查核中心處理中文世界的多則傳言,楊井先生儘管已不再任職於FIJ,仍以無比的熱情,一則又一則地協助我們作查證工作。
楊井人文的闢謠真心話:
楊井人文先生以日文撰寫,我們再翻譯為中文,整理如下:
我第一次協助TFC進行查證是在2018年,關於關西機場颱風災害疏散事件。從那以後,我參與了許多傳言的調查工作,我真的很欣慰TFC獲得令人矚目的成績。由於台灣民眾對日本有高度興趣,因此,跟日本相關傳言的調查工作,只要我收到協助查證的請求,我都會盡可能提供協助,未來也會繼續這麼做。
根據我的多年經驗和反思,我想對專業的事實查核記者特別強調的是,要對事實保持謙虛,並且秉持著誠懇且積極的態度,對自己的文章進行更正。正如古代哲學家所言,人類無法真正完全掌握事實本身。不應輕易地就認定這是事實或假訊息,需要有承認不知道的勇氣,以及去傾聽不同觀點的人的想法。用正義感打擊假新聞或謠言可能會犯錯或擴大分歧;公共機構、權威人士或多數派的說法也不一定總是正確。
在假訊息大流行和社會分裂的時代,各國政府對假訊息對策和事實查核的興趣越來越強。因此,專業的事實查核者作為新聞業的一員,組織的獨立性和透明性變得更加重要。讓我們一起面對人們共享事實的艱難挑戰,超越立場。
楊井人文先生的日文原文如下:
私が初めてTFCの調査に協力したのは、2018年の関西空港での台風被害での避難に関する事案でした。以来多くの案件に協力させていただきましたが、TFCが今こうして目を見張る実績を上げていることを本当に喜ばしく思っています。台湾の人々は日本に対する関心も高いので、日本に関連するニュースの調査について、要請があれば可能な限り協力してきましたし、これからもそうするつもりです。
私の十数年の経験と反省を踏まえて申しますと、特に職業的なファクトチェッカーに忘れてほしくないことは、事実に対する謙虚さ、自らの記事を訂正することに誠実かつ積極的な態度です。古来哲学者が論じてきたように、人間は事実それ自体を掴めるわけではありません。簡単にこれが事実だとかこれがデマだとか決めつけず、分からないことは分からないという勇気や、異なる認識をもつ人への配慮も必要です。正義感でフェイクニュース・デマを叩こうとすると誤りを犯すか、分断を広げる可能性があります。公的機関や権威者や多数派が言うことが常に正しいとも限りません。
インフォデミックと分断の時代において、各国政府が偽情報対策やファクトチェックに強い関心を持つようになってきました。だからこそ、職業的なファクトチェッカーはジャーナリズムの一員であるという自覚、組織の独立性と透明性がより重要になると考えます。立場を超えて人々が事実を共有するという困難な課題に、これからも共に立ち向かっていきましょう。
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